ログハウスの 基礎知識
ログハウスの 暮らし
*ログハウスのメリット
ログハウスとは丸太を水平に積み上げて壁を作っていく(例外もあります)構法で、日本では正式には「丸太組構法」と呼ばれています。現代の建築構法のなかではかなり古典的な構法なのですが、大変強度に優れた構法で、中には何百年という時を経て現在もその姿を残しているログハウスもあります。日本の古い建築物のひとつである正倉院(校倉造)も造りはログハウスと同様で、その構造の強さを証明しています。強さだけでなく、自然素材そのもののログハウスは建築物としさままざまな素晴らしいメリットがあります。 ログハウスは当然ながら木で出来ていますので良く云われる事ですが森林浴効果があります。木からはフィトンチッドと呼ばれる揮発性の物質が発散されています。フィトンチッドとはテルペン類と呼ばれる有機化合物で、それが揮発した状態のものを人が浴びることを森林浴といいます。このフィトンチッドは人をリラックスさせる効果だけでなく、抗菌や防虫・消臭効果などの働きがあります。 ログハウスに住んで思いっきり癒されてください。
・耐久性 ログハウスは、使用された木の樹齢以上の耐久性をもつといわれています。ですから樹齢80年の木は、80〜100年以上もの使用に耐えるというわけです。日本の校倉組みの代表である奈良の正倉院は1200年、海外では数百年の時を経たログハウスが数多く立っています。 ・耐震性 阪神大震災以降の最注目ポイントです。通しボルトなどの固定金具を壁に貫通させることで、ログハウスは強度を増加させていきます。阪神大震災や奥尻島の津波の後に、無傷で残ったログハウスが、その強さを実証しました。 ・耐火性 木で作られたログハウスは、燃えやすいのでは?これは当然の疑問ですが、答えは逆です。例えばもらい火の場合、表面の炭化は進みますが、ログ材そのものが燃え上がることはまずないと考えていいでしょう。 ・調湿性 ログハウスになっても生き続ける木は、湿度の高い時は水分を吸い、乾燥時には発散します。室内の湿度は常に一定に保たれ、とても快適です。 ・耐候性 1本の長い木を横に積み重ねて施工するログハウスの壁の強さは圧倒的。九州を襲った大型台風の雨や風の後でも、躯体はしっかりと残っていました。 ・断熱性 海外でも極寒地にこそ数多く立てられているログハウス。その暖かさは保証済みといっていいでしょう。大きな吹き抜けのあるログハウスで、暖房器具は薪ストーブ1台で十分という例も一般的。無理のない暖房は体に負担を与えません。 ・結露 外気温と室温の差によって発生する結露は、冬には避けられない問題です。窓枠や壁に垂れる水滴が家の耐久性を著しく損ないます。先に述べた調湿性、断熱材やペアガラスの効果的な使用によって、ログハウスには結露が起こらず、室内は梅雨の季節にもさらっとしています。すべての建築材が天然の木・・・健康な毎日がログハウスから広がります。
2014/12/5 更新
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